MONO NO AWARE
TEXTILE
- PROJECT DETAIL
- Villa 九条山はアンスティチュ・フランセ日本が運営する、京都市所在のアーティスト・イン・レジデンスです。
梶原加奈子は2019年にフランス人デザイナー/ ポーリーヌ・アバスカル(PAULINE ABASCAL) とコラボレーションし、Villa 九条山に参加しました。
”MONO NO AWARE (enlever le tiret )もののあはれ (enlever le tiret ) “というテーマのもと、京都から北陸、桐生、西脇、名古屋の周辺に位置する、日本の繊維のプロフェッショナル達と一緒にものづくりに取り組みました。
日本の紡績技術、特に布の手触りと仕上げにおいての卓越したテクニックには目を見張るものがあります。
フランス人と日本人 2人のテキスタイルデザイナーの異なる感性、知識、見解を交換しながら共同でテキスタイルのコレクションを制作し、2019年9月 パリで開催されたPremier Visionにて展示しました。
またプロジェクトの中ではコレクションと平行して、日本のテキスタイル産業に関するドキュメンタリーを制作しました。
だだっ広い空間、天まで届きそうな高い天井。
その殺風景な箱の中心には、巨大な機械が暴力的なネオンの光の下でうなり声をあげている。
そのマシーンを囲むのはリズミカルに動く職人たち。
彼らの仕草は機械の音に完璧にシンクロしている…。
この機械と職人の織りなすダンスシーンを撮影しながら、日本固有のファッションの成り立ち、その土地で作られるものがファッションとなるまでの行程を記録しました。 - DESIGNED BY
- ポーリーヌ・アバスカル(PAULINE ABASCAL)
- CLIENT & PARTNER
- 武藤、西川産業、薗部染工、モリサン、宮眞、勝方さん(金箔)、インディゴ+墨 プリント
- PLACE
- 富士吉田、福井、京都